競馬情報詐欺に要注意!詐欺事例や手口を見抜く5つの方法をご紹介

競馬予想 詐欺

競馬予想は、難しくなかなか当たらないものでしょう。自分の予想が当たらないときには競馬予想会社を利用するという方もいると思います。

しかし、競馬予想会社を利用するには注意が必要です。競馬情報を販売している会社はたくさんありますが、そのほとんどが根拠のない情報ばかりとなっています。

今回は競馬情報を売る詐欺について、実際にあった事例や手口、悪質な競馬予想会社を見抜く方法についてご紹介します。競馬ファンの方は被害に遭わないためにもぜひ参考にしてみてください。

競馬予想会社・サイトって何?

競馬予想会社とは、競馬において勝ち目の予想を提供する会社のことで、消費者はこの情報にお金を支払うことで成立します。

「自分の予想ではなかなか勝てない」と言う競馬ファンを主にターゲットとしており、悪質な競馬予想会社が増えていることが問題となっているのです。

優良な競馬予想会社・サイトは約5%

優良な競馬予想会社・サイトは約5%

数多くの競馬予想会社が存在しますが、その中でも優良な競馬予想会社は約5%しかないと言われており、ほとんどが悪質な詐欺を行っています。

根拠のない情報を渡しながら高額な情報料を請求するという手口が多く、過去に逮捕者が出ている事例もあるのです。

さらに最近では、電話詐欺などさまざまなパターンの競馬詐欺が出てきており、知らずに騙されてしまう人が後を断ちません。

競馬予想サイトの詐欺については競馬予想サイトは詐欺ばかり?優良な競馬予想サイトを見極める5つのポイントとは?でご紹介しています。

競馬情報詐欺の手口とは

競馬情報詐欺の手口とは

最近ではネット上だけでなく、電話を使った詐欺も増えてきています。電話では相手の顔が見えない反面、声だけを聞いて誘導されやすくなってるんです。

詐欺をする側の人間も、匠な話術で騙しに来ているので話す内容はとても信じやすい内容になっています。

そこで、電話詐欺の手口を下記に説明します。

①予想サイトで電話番号を登録させる

まずは競馬予想サイトなどから電話番号を登録させます。

このとき「無料情報をプレゼント!」といった謳い文句で電話番号を登録させるパターンが多いようです。

無料という言葉につられて電話番号を登録しないよう、気をつけましょう。

②電話で予想を伝える

登録された電話番号に着信があり、競馬予想の内容が伝えられます。

この情報はほとんど根拠のないものが多く、デタラメの可能性が高いです。

業者によっては全くの素人による予想が伝えられる場合もあるため、ほとんど役に立たない情報といっても良いでしょう。

③伝えた予想に対し高額な情報料を請求する

電話で伝えた競馬予想に対し、高額な情報料が請求されます。

電話番号登録をする際に「絶対当たります」「当たった金額で簡単に支払えます」などの案内があることが多く騙されてしまう方が多いのですが、競馬予想が絶対当たることはありえません。

電話詐欺に合わないためにも、このような謳い文句には騙されないように気をつけましょう。

もっと競馬情報詐欺の手口を知りたい方は競馬予想会社の詐欺手法6つと要注意の手口3つ、すぐにできる対応策3つを紹介をご確認ください。

実際にあった電話詐欺の事例

これまで電話詐欺の手口について、詳しく解説しました。ここでは実際にあった事例をご紹介していきます。

あまり内容が信じきれない人は、実際にあった下記の体験談を読んでみてください。自分は騙されることはないだろうと甘く考える人ほど、危険な内容です。これから電話詐欺に合わないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

実際にあった競馬情報詐欺事例①

実際にあった競馬情報詐欺事例①

ある男性のもとに、競馬関係会社からのダイレクトメールが送られてきました。そこには「競馬の当たり情報を教えます」「当たると高額な払戻金を得られます」といった内容が書かれていました。

その後、その競馬関係会社から電話があり「かなり信憑性の高い情報がある。情報料として1%支払ってもらいたい」と言われ、信じてしまった男性は数回にわたって指定の口座に振り込んでしまったのです。被害総額は300万円を超えていました。

実際にあった競馬情報詐欺事例②

実際にあった競馬情報詐欺事例②
農業を営む男性の携帯電話に直接、競馬情報会社を名乗る男性から電話がありました。「今度行われる競馬のレースで八百長レースがある。料金を支払ってもらえれば情報を教える」といった内容でした。

男性は言われた通りに調べてみると、そのレースのオッズが2000倍になっていたためこの話を信じてしまいます。

もちろん競馬情報会社の男性とは面識がありませんでしたが、利益が出ると信じている男性は数回に分けて情報料を振り込んでしまいました。被害総額は約500万円となっています。

実際にあった競馬情報詐欺事例③

実際にあった競馬情報詐欺事例③

ある70代の男性のもとに、投資会社を名乗る男性から電話がありました。内容は「勝ち馬投票券の払戻相当額の30%を支払ってくれれば、的中した投票券の払戻し相当額を送金します」というものでした。

つまり勝ち馬券の購入代行を装った詐欺だったのですが、70代男性は信じてしまい10万円を支払ったそうです。

この架空の投資会社はより悪質で、相手を信用させるために偽造した馬券的中証明書を送っていました。被害者はこの70代の男性だけではなく、被害総額は3000万円にものぼるとされています。

実際競馬情報詐欺が表沙汰になるケースは稀です。詳しくは競馬詐欺が逮捕されるニュースが少ない理由を徹底解説!だまされたお金を返してもらう方法とは?をご確認ください。

なぜ電話を利用するのか?

なぜ電話を利用するのか
インターネットも発達しているこの時代に、なぜ電話での詐欺が横行しているのでしょうか。答えは簡単で「証拠が残りにくいから」という理由です。

かかってきた電話に対し録音をする人はあまりいないことから、証拠が残りにくく泣き寝入りするしかない人が多数を占めています。高齢者に家族を装ってお金の振り込みを要求する「振り込め詐欺」も、同じ理由から犯人が捕まりにくくなっているのです。

悪質な競馬予想会社・サイトを見抜く方法

これまで競馬予想会社による詐欺の事例をご紹介しましたが、できれば騙される前に悪質な会社であることを見抜きたいものです。正直、競馬の悪質サイトに騙されてしまってからでは、全く意味がありません。

ここでは悪質な競馬予想会社を見抜く方法についてご紹介します。競馬予想をする方はぜひ1度チェックしてみてはいかがでしょうか。

サイトの運営者情報があいまい

サイトの運営者情報

競馬予想サイトなどには運営者情報が記載されています。

  • 会社の所在地
  • 連絡先
  • 代表者氏名

このような情報が記載されているはずですが、きちんと記載されていなかったり、あいまいになっているサイトには注意しましょう。

なぜかというと、競馬詐欺で騙された人たちがクレームを入れることを考えてあいまいにしている可能性があるからです。

クレームへの対応や返金を避けるため、さらに会社を特定されることを回避するために記載していないという事が考えられます。このような理由から、サイトの運営者情報があいまいな会社は注意が必要です。

根拠のない予想が挙げられる

根拠のない予想が挙げられる
競馬の予想を導き出すにはさまざまな根拠があるはずです。膨大なデータや過去のレース実績などを解析して、初めて根拠のある予想が算出されます。

しかし、悪質な競馬予想会社は根拠も提示せずに、適当な予想だけを配信しているのです。競馬予想会社を利用する際には、配信されている予想がきちんと根拠のあるものなのかを確認しましょう。

よくサイトがリニューアルされる

よくサイトがリニューアルされる

サイトをリニューアルする事は珍しくありませんが、頻繁にリニューアルされている競馬予想サイトには注意が必要です。この場合は短い期間で詐欺を行い、被害者からのクレームが増えたタイミングでサイトを新しく作り直すという悪質な手口になります。

さらに、リニューアルする際にはサイト名やドメインも変えてしまうため、悪質な競馬詐欺を行なっている事が分かりにくくなってしまうのです。

高額な情報料が請求される

高額な情報料が請求される
詐欺を行なっている競馬予想会社は、初めから高額な情報料を請求してくるのが特徴になります。

競馬詐欺のターゲットは「競馬で大きく負けてしまったお金を取り戻したい」という人が多数です。このようなターゲットにうまくつけ込んでくるため「絶対当たる情報だが情報料は◯万円」と高額な情報料を巻き上げています。

このような高額の情報料を請求してくる競馬予想会社は間違いなく悪質です。利用する前に見抜けるよう、注意しておきましょう。

「絶対当たる」などの極端な表現が多い

極端な表現
競馬詐欺を行なっている会社の特徴として「絶対当たる」「必ず儲かる」といった極端な表現が多いことが挙げられます。

競馬はギャンブルですので、必ず当たるということはありません。この言葉を信じて利用してしまうと、高額な情報料を支払うことになるため注意が必要です。

「競馬必勝方!」など極端な言葉を使っているサイトや会社が詐欺の場合が多い理由は競馬必勝法詐欺はなぜ起こる?事例5つと騙されやすい人の特徴3つでご紹介しています。

競馬情報詐欺にあった時の4つの相談先

競馬情報詐欺 相談

すでに競馬情報詐欺にあってしまっている場合「すぐにでもこれまでに払ったお金を返金してほしい」ですよね?

ただ、競馬予想会社・サイトの多くは利用規約に「情報の性質上、的中しないことを理由とした返金は受けつけない」と記載し、応じないケースが多いです。

そんな時は以下の4つの機関に相談しましょう!

・国民生活センター(消費者センター)
・警察
・司法書士
・弁護士

中でも国民センター(消費者センター)は無料で相談できます。

もし、「全く動いてくれない。。。」という場合、競馬予想サイト・会社に「警察に通報する」と繰り返し伝えることをおすすめします。

なぜなら、競馬情報詐欺サイトや会社は「後ろめたい」ことを行っていますので、警察の名前を執拗に出すと返金に応じる場合がありますよ!

競馬情報詐欺の相談については競馬詐欺の手口2つと被害に遭った際に相談できる方法4つを紹介をご確認ください。

まとめ

今回は競馬情報を売る詐欺について、実際にあった事例や手口、悪質な競馬予想会社を見抜く方法についてご紹介しました。

この詐欺は、競馬で勝ちたいという人につけ込んで大金を騙し取る悪質な手口です。競馬詐欺を行なっている会社を見抜く方法をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

もし予想会社の利用をご検討の方は競馬予想会社の詐欺検証サイトもおすすめです。